【開催報告】「第108回総研セミナー」を開催しました
平成28年5月23日(月)に世田谷キャンパス・小講堂にて「第108回総研セミナー」が開催されました。
今回は社会ニーズに応えた特色ある研究を推進しております総合研究所の平成27年度の研究活動で得られました総合研究所の各センター、重点推進研究室の研究・開発成果の発表を行いました。
当日は三木学長の開会挨拶に続き、丸泉所長の平成27年度総合研究所全体報告が行われました。
最初の発表では、ナノエレクトロニクス研究センター報の澤野教授より「ゲルマニウムを基幹材料とした次世代光・電子デバイス開発~」の研究成果の発表がありました。
二番目の発表では、都市基盤施設の再生工学研究センターの小西センター長より「点検診断支援システムの構築」、「非破壊検査技術の適用」等について平成27年度の研究開発テーマの成果発表がありました。
引き続き、応用生態システム研究センターからは飯島教授より「ブラウンフィールドにおけるファイトレメディエーション技術の開発」及び「人工面の再緑地化技術 都市大方式ハイブリッド芝の研究」の成果発表がありました。
センターの研究成果発表の最後は高効率水素エンジン・トライボロジー研究センターの髙木名誉教授より内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)のエネルギーキャリアにおける水素エンジン技術開発の取り組みと水素エンジン研究室での重点推進研究「低エミッション高熱効率直噴水素エンジンおよび高圧水素噴射弁の開発」について3年間の研究成果のまとめが発表されました。
続いては同じく3年間の重点推進研究の研究期間が終了した地盤環境評価研究室の末政教授より「超微粒子シリカによる液状化対策技術の構築」の研究成果の発表がありました。
また、応用表現研究室の廣瀬教授と山﨑教授からは「和紙スピーカーの開発」と「即興という世界について」の成果発表がありました。
プログラム最後は、FUTURE-PV研究室の小長井教授より「2050年を見据えた太陽光発電システム開発」についての研究成果の発表がありました。
今後も総合研究所では社会ニーズに応えた特色ある研究を推進してまいります。
■ナノエレクトロニクス研究 センター
半導体集積回路のシリコンに代わる大面積ゲルマニウムウェハー作製技術の開発に成功
■高効率水素エンジン・トライボロジー研究センター
内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)
■FUTURE-PV研究室
文部科学省 革新的エネルギー研究開発拠点形成事業