株式会社リバネスと研究アイデアのオープンイノベーションプラットフォーム『L-RAD』の連携協定を締結しました
本学は株式会社リバネス(本社:東京都新宿区/代表取締役社長COO:高橋修一郎)と研究者が持つ技術開発等の研究アイデアの探索・活用を世界で初めて実現したオープンイノベーションプラットフォームL-RAD( エルラド、リバネス-池田 研究開発促進システム powered by COLABORY : https://l-rad.net/ )に関し、積極利用に向けた協定を締結致しました。
L-RADを通じて未活用の研究アイデアを軸とした、研究者と企業とのコミュニケーションを加速し、研究者の研究時間を圧迫せずに新しい研究資金獲得の為の支援を受けることにより獲得した研究資金を活用した研究の更なる加速・発展等が期待されます。
今後、L-RADの積極利用を働きかける為、株式会社リバネスによる本学の研究者に対するL-RADシステムや利用方法に関する説明会を実施するなど、オープンイノベーションの創出を目指します。
【三木学長のコメント】
東京都市大学は2009年に武蔵工業大学と東横学園女子短期大学が統合して誕生しました。強みとする工学分野において、新しい時代と社会の要請に応えることを目指し、新しいチャレンジを推進しています。
今回、株式会社リバネスと協定を締結したL-RAD(エルラド)は、大学を取り巻く環境や、現代の研究者のニーズを非常にうまく汲み取り、また企業にとっても大学とのオープンイノベーションを加速する、野心的で新しい取り組みです。東京都市大学はこの仕組をうまく活用し、 持続可能な社会発展をもたらすための人材育成と学術研究を推進していきたいと考えています。
なお、株式会社リバネスの様々なプロジェクトは、変化する時代の中で、研究の世界に新しい風を吹き込み続けているので、大きな期待を寄せています。
■L-RADとは: https://l-rad.net/
科研費を代表とする各省庁が実施する公的な各種競争的研究資金では、主に大学等研究機関の有識者らによって審査され、採択・不採択が決定しています。採択基準は学術的に重要性が高いことが主であり、不採択となったアイデアの中には産業応用的な視点で再評価することで企業にとって有用なアイデアも含まれていると考えられます。それら不採択となってしまい、検証が進んでいない研究アイデアを検索・閲覧することができる世界初のオープンイノベーションプラットフォームがL-RADです。株式会社リバネス、株式会社池田理化(本社:東京都千代田区/代表取締役:高橋秀雄)、株式会社ジー・サーチ(本社:東京都港区/代表取締役社長:渡瀬博文)が共同で展開しています。現在、田辺三菱製薬株式会社、大塚製薬株式会社、株式会社J-TEKT、日本たばこ産業株式会社、東洋紡株式会社、株式会社カイオム・バイオサイエンスが会員に登録しています。
三木 千壽学長(左)と株式会社リバネス 高橋 修一郎代表取締役社長COO(右)