2024年度東京都市大学特許セミナーを開催しました
『産学官連携による共同研究強化のためのガイドライン』(平成28年度)によると、「大学は、日本の社会構造が急速に変化し、将来を見通すことも困難な状況となっている中で、官民だけでは対応できない社会的課題を解決に導き、アカデミアとして知の各領域のフロンティアを追究するエキスパートとしての役割が求められている。このため、大学は、公共財として、生まれた研究成果を、一層のスピード感をもって社会実装等を通じて社会へ還元することに加え、大学が自ら新たな社会的価値を創造し、日本社会をどう変えていくかについて提示していく必要がある。」とされています。
本学における知的財産に関しては、「東京都市大学産学官連携ポリシー」において、産学官連携により創出される研究成果の積極的な知的財産としての権利化を図るとともに「東京都市大学知的財産戦略」においても、本学で創出される知的財産を権利化し、社会へ発信することによりその価値を高めるとしております。
11月7日に開催された本セミナーでは、芝浦工業大学 田中 秀穂 名誉教授をお招きし、「大学教員に特許は必要か」というテーマでご講演いただきました。
講演では、大学教員にとっての特許出願の意義、大学特許の現状と課題、売れる特許にするための方法など、これまで本学で行ったセミナーとは異なる観点からお話しいただきました。
一層本学の研究が発展し、社会実装につながるよう、今後も継続してセミナーを開催したいと考えております。
【プログラム概要】
■日 時:2024年11月7日(木)14時00分~15時30分
■場 所:東京都市大学 世田谷キャンパス1号館 11F教室 (Zoomとのハイブリッド開催)
◆開催の挨拶
東京都市大学 産官学交流センター所長
柴田 随道 教授
◆講演
芝浦工業大学 教育イノベーション推進センター 特任教授
田中 秀穂 名誉教授
テーマ:大学教員に特許は必要か
(大学教員にとっての特許出願の意義、大学特許の現状と課題、売れる特許にするためには)
◆東京都市大学における職務発明について
東京都市大学 研究推進課
三島 理夏
柴田教授による開会の挨拶 芝浦工業大学 田中名誉教授のご講演
研究推進課からの説明 会場の様子